また、先週(2024年4月22日~4月26日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2024年4月29日~2024年5月3日)
4月29日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■5月1日(水)
・アメリカ・ADP雇用者数 04月
・アメリカ・JOLTS求人件数 03月
・アメリカ・ISM製造業景気指数 04月
・アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 05月、パウエルFRB議長会見
■5月2日(金)
・アメリカ・雇用統計 04月
・アメリカ・ISM非製造業景気指数 04月
今週の振り返り
●いずれも年初来高値を更新しており、円安が加速した1週間となりました。
●大きな流れとしては、週前半は中東情勢が落ち着いたこともあり、リスクオフ相場が解消されました。週後半は週末の日銀会合&植田日銀総裁の会見がハト派的内容だったことで円安を後押しした形となっています。
●日銀会合&植田日銀総裁の会見
└金融政策の変更なし(現状維持)
└直近の円安について、植田日銀総裁は「基調的な物価に円安は今のところ大きな影響は出ていない」との認識を示す
⇒市場は円買い為替介入の期待感や直近の利上げ実施の可能性が後退したと捉える
来週の相場見通し(期間:2024年4月29日~2024年5月3日)
ドル円(USD/JPY)
【環境認識】
●5日MAに沿って強い上昇トレンド
●日足移動平均線はパーフェクトオーダー継続
●買われ過ぎの兆候あり
●日足RCIは短中長期線が89~96ポイント台と高い水準を維持
【移動平均線】
現在レート:158.340円
5日移動平均線:155.793円
20日移動平均線:153.619円
50日移動平均線:151.361円
100日移動平均線:148.783円
200日移動平均線:148.184円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
└強い上昇トレンドを維持、直近の上昇でドル円は160円台到達も視野に入る。日足レベルで買われ過ぎの兆候はあるが、ファンダメンタル的に押し目買い一択の状況。
└4/29週は日本はゴールデンウイーク期間だが、FOMCや米雇用統計などイベント盛り沢山で荒れた1週間が想定される。
└また、為替介入の警戒感は根強くあるが、日米の金利差を考慮すれば、仮に円買い為替介入が実施されても、押し目買いの機会と考える。
ユーロ円(EUR/JPY)
【環境認識】
●円安加速の流れを受けて、2008年以来の高値圏まで上昇
●日足移動平均線はパーフェクトオーダー継続
●日足RCIは短中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:169.270円
5日移動平均線:166.615円
20日移動平均線:164.763円
50日移動平均線:163.582円
100日移動平均線:161.334円
200日移動平均線:160.016円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
└円安相場が加速しており、ユーロ円も強い上昇トレンドを維持
└2008年以来の高値水準となっており、節目の170円台到達も視野に入る。
└現在レートが5日MAと約2.6円乖離しており、下位足(1時間足)でのエントリーを狙うことになる
ポンド円(GBP/JPY)
【環境認識】
●2015年以来の高値水準
●日足移動平均線はパーフェクトオーダー継続
●日足RCIは短中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:197.767円
5日移動平均線:194.009円
20日移動平均線:192.259円
50日移動平均線:191.127円
100日移動平均線:188.205円
200日移動平均線:185.969円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
└円安相場が加速しており、ポンド円も強い上昇トレンドを維持
└2015年以来の高値水準となっており、節目の200円台到達(2008年以来)も視野に入る。
└現在レートが5日MAと約3.7円乖離しており、下位足(1時間足)でのエントリーを狙うことになる
豪ドル円(AUD/JPY)
【環境認識】
●2015年以来の高値水準
●日足移動平均線はパーフェクトオーダー継続
●日足RCIは短中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:103.422円
5日移動平均線:101.196円
20日移動平均線:99.903円
50日移動平均線:98.873円
100日移動平均線:97.897円
200日移動平均線:96.601円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
└円安相場が加速しており、豪ドル円も強い上昇トレンドを維持
└2013年以来の高値水準となっており、節目の105円台到達(2013年以来)も視野に入る。
└現在レートが5日MAと約2.2円乖離しており、下位足(1時間足)でのエントリーを狙うことになる
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート&目線まとめ
・想定レートは「156.50円~160.50円」
⇒買い
※FOMC、米雇用統計に注目
・想定レートは「168.00円~170.50円」
⇒買い
・想定レートは「195.50円~200.00円」
⇒買い
・想定レートは「102.50円~105.50円」
⇒買い
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