記事:【FX】ゼロ金利政策長期化でドル売り!ドル円・NYダウ相場予測【2020/9/21~25】
記事:【FX】英国合意なき離脱が再燃!ユーロ円・ポンド円・豪ドル円相場予測【2020/9/14~18】
ユーロ円 相場見通し ~欧州でのコロナウイルス感染の再拡大・英国との通商交渉の不透明さが重石で下落~
今週のユーロ円は大きく下落をしました。
サポートラインとして認識していた「124.50円」ラインをあっさりと下抜けて、売りは加速。
「123.30円」台まで下攻めし、最終的には「123.756円」での越週となっています。
特に英国との通商交渉を巡る不透明さから英国の合意無き離脱リスクを嫌い、ユーロも連れ安となっています。
加えて欧州では新型コロナウイルス感染が再び急増しています。中でもフランスでは17日・18日と過去最多の1万人を超えるなど懸念材料となっていることもユーロ安を後押しする形となっています。
新型コロナウイルスの感染者数の動向については今週も引き続き注視をする必要があります。
また今週のユーロ関連の主なイベントは下記の通りです。週末に予定されているEU臨時首脳会議での要人発言などでボラティリティ拡大も想定されますので、注意が必要でしょう。
9月24日(木):ECB経済報告、EU臨時首脳会議(1日目)
9月25日(金):EU臨時首脳会議(2日目)
日足チャート 徹底解説 ~フィボナッチの38.2%ライン+中期移動平均線を下抜けるかに注目~
それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。
先週のユーロ円は週前半から週半ばにかけて大きく下落しています。
週後半はフィボナッチの38.2%ライン+中期移動平均線の重なる「123.30円」で下げ止まっています。
週明けは基本的には戻り売りを狙いつつ、「123.30円」ラインを割れるか確認したいところです。
戻り売りのポイントは大きく3つです。
②「124.50円」:本命の戻り売りポイント、このラインは直近で3回サポートラインとして機能しています。サポートラインだったラインが今度はレジスタンスラインとして機能するのは良くあります。
③「125.00円」:じっくり待てる人向け、節目であり下落トレンドラインや短期移動平均線がありレジスタンスラインとしての根拠が多い。エントリーできない可能性もある点に注意。
・「122.00円~125.00円」:戻り売り狙い、新型コロナウイルスの感染者数の動向やEU臨時首脳会議での要人発言などに注意
ポンド円 相場見通し ~英国の合意なき離脱の懸念が払しょくされない限り売り目線を継続~
先週のポンド円は先々週の約5円の下落に比べると小さな値動きとなりました。
とはいうものの「136.50円」に蓋をされたように上値を抑えつけられ、最終的には「135.038円」の越週となっています。
やはり英国・EU間での通商交渉の先行き不透明感が重石となっており、引き続き今週も英国の合意なき離脱の懸念が払しょくされない限りは、売り目線となります。
今週のポンド関連の主なイベントは下記の通りです。
・9月23日(水):ローゼングレン・ボストン連銀総裁のイベント参加
・9月24日(木):ベイリー英中銀総裁のオンライン講演
※EU臨時首脳会議にも要警戒
日足チャート 徹底解説 ~~
それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。
ポンド円に関しては上値を「136.50円」と認識し、戻り売り狙いを基本にトレードシナリオを組み立てます。
戻り売りは「136.50円」を背にして、自信の資金と相談しながら段階的に売りエントリーを狙いましょう。
下値余地はフィボナッチの50.0%ラインのある「133.40円」がターゲットとなります。
例外はポンドの下落要因である合意なき離脱の懸念が払しょくされた場合です。この場合はポンドは急騰するので常に逆指値注文は入れておくなど備えて致命的なエラーを避けれます。
・「132.00円~136.50円」:売り優勢、合意なき離脱の動向にだけは要注意、懸念が払しょくされた場合は買いましょう!
豪ドル円 相場見通し ~三角持ち合いを下抜けで、押し目買いから売り優勢に~
ユーロ円やポンド円に遅れましたが、豪ドル円も長く続いた上昇トレンドラインを下に割り込みました。
日足レベルでの三角持ち合いの下抜けということで、売り優勢な状況が続くと想定しています。
日足 徹底解説 ~下落トレンドラインにタッチ(76円台後半)で戻り売りを狙う~
それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。
豪ドル円は長く続いた上昇トレンドが遂に終了しました。
三角持ち合いを明確に下抜けており、「76.172円」での越週となっています。
基本的には下落トレンドラインにタッチで戻り売りを狙うことになります。
ユーロ円やポンド円と違い、ファンダメンタルズ要因での大きな後押しはないため、大幅下落とはならないでしょうが、現状はフィボナッチの50.0%ラインである「75.00円」までは下値余地として想定しています。
このラインは過去チャートからもかなり意識されているポイントなので、価格が推移した際の値動きには要警戒です。
揉み合うようなら、短期の買いエントリーも狙うことができます。
・「75.00円~77.00円」:売り優勢、76円台後半からの戻り売りを狙う
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「122.00円~125.00円」:124.50円のラインを目安に戻り売り
・想定レートは「132.00円~136.50円」:売り優勢
・想定レートは「75.00円~77.00円」:売り優勢、76円台後半から積極的に売りエントリーを狙う
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