【EUがワクチン18億回分を確保か】FXユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2021/4/25】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年4月26日から4月30日にかけての相場見通しを解説します。

ユーロ円 相場見通し ~ECB理事会の影響は限定的、ワクチン接種の進展でレンジ相場のブレイクを期待したい~

ユーロ円の1週間の値動き(2021/4/19-4/23)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2021/4/19-4/23)

4月25日週のユーロ円の値幅は最大で「1.383円」となりました。

先週比で安値は下回ったものの、高値は今年最高値を更新し、終値も上回る結果となりました。

注目されていたECB理事会やラガルド総裁の会見に関する影響は限定的で、むしろ米英に遅れをとっていたワクチン接種について進展が見られたことが、ユーロ買いに繋がっているようです。

【良いニュース】
・EUが今後数年間でファイザー製ワクチンを最大で「18億回分」確保する見通しであることが発表された。近日中に最終合意する模様です。
・合意されればワクチン契約としては世界最大の規模となります。
こうして見るとワクチン相場であることを改めて認識することができます、今まではその恩恵を主に米英が享受していたわけですが、周回遅れでEUの番ということでしょう。
そんなユーロについて4月26日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
4月26日:ドイツIFO企業景況感指数(4月)
4月28日:ドイツGFK消費者信頼感指数(4月)
4月30日:ドイツGDP速報値(第1四半期)、ユーロ圏GDP速報値(第1四半期)

日足チャート エントリーポイント解説

2021年4月25日時点のユーロ円の日足チャート画像

ユーロ円(日足チャート):2021/4/25時点

【環境認識】
・日足50MAのサポートラインは機能
・130.60円を明確に上抜けるまではレンジ相場と認識
・RCIは短期線が再び上向いており、週明けブレイクの期待はある

【移動平均線】
現在レート:130.473円

20MA(赤):130.100円
50MA(紫):129.450円
100MA(青):127.900円
200MA(緑):126.150円

上記を踏まえると、レンジ相場ではあるもののユーロは買い目線でのトレードを想定しています。

特に129円台では50日移動平均線を背にして積極的に押し目買いを狙っていきたいと考えています。

また、4月20日には一時的に130.90円台まで上昇したものの、131円手前の売り圧力は強く「130.600円」のレジスタンスラインは来週も意識されると考えています。

週前半で130.60円の攻略に手こずるようなら、短期の売りエントリーを検討するのもありでしょう。

【買いエントリーポイント】
1.130.00-10円:20日移動平均線を根拠
2.129.50-90円:50日移動平均線+一目均衡表の上昇雲の上限【売りエントリーポイント】
1.130.50-60円:レジスタンスラインとして機能、週前半で揉み合うようなら短期の売りエントリーは検討の余地がある
今週のユーロ円の想定レート
・「129.50円~132.00円」:レンジ相場ではあるものの、買い目線。129円台では積極的に買いたい。

ポンド円 相場見通し ~ワクチン接種の優位性は薄れてポンドは弱含み~

ポンド円の1週間の値動き(2021/4/19-4/23)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2021/4/19-4/23)

4月19日週のポンド円の値幅は最大で「2.92円」となりました。

先週比で高値を上回ったものの、安値・終値は下回っており、週前半と後半とで明暗分かれる結果となりました。

特に週後半にはリスク回避ムードの高まりや、ワクチン接種に先行していた優位性が、先述の通り欧州がキャッチアップしてきており、その差が縮小しているとの見方が出始めています。

これにより「ポンド>ユーロ」の力関係が逆転しつつあるのが直近の流れです。

そんな150円を割り込んだポンドに関する4月26日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

英国個別のイベントは特になし

日足チャート エントリーポイント解説

2021年4月25日時点のポンド円の日足チャート画像

ポンド円(日足チャート):2021/4/25時点

【環境認識】
・日足50MAを明確に下抜ける
・RCIは短中長期線の全てが下向きで売りを示唆

【移動平均線】
現在レート:149.726円
日足20MA:151.000円
日足50MA:150.250円
日足100MA:145.850円
日足200MA:141.700円

上記を踏まえると、来週のポンド円は売り目線でのトレードを想定しています。

エントリーポイントは下記の通り。

【売りエントリーポイント】
1.150.00-30円:50日移動平均線を背に150円台での戻り売り狙い
2.151.00-50円:20日移動平均線を背に151円台での戻り売り狙い
今週のポンド円の想定レート
・「147.50円~151.50円」:売り優勢、移動平均線を根拠に戻り売りを狙う

豪ドル円 相場見通し ~83.00円ー84.50円のレンジ相場は続く~

豪ドル円の1週間の値動き(2021/4/19-4/23)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2021/4/19-4/23)

4月19日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.622円」となりました。

先週比で高値・安値を上回ってはいるものの、終値は「56銭」ほど下回っていることから週後半にかけて弱含みの展開となりました。

4月20日に公表された議事録要旨(4/6分)では目先の利上げはしない方向性が改めて示されました。加えて経済活動についても予想よりも早いレベルで回復していることを示唆しています。

実際に21日に発表された豪・小売売上高(3月分)も「予想1.1%→結果1.4%」と市場予想を上回る好結果となっています。

ただし、今週はオーストラリア国外のニュース(キャピタルゲイン課税の増税など)が上値を抑え込む要因となりました。

そんな豪ドルに関する4月26日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

4月28日:豪消費者物価指数(第1四半期)

日足チャート エントリーポイント解説

2021年4月25日時点の豪ドル円の日足チャート画像

豪ドル円(日足チャート):2021/4/25時点

【環境認識】
・日足20MA、日足50MAを下抜ける
・83.00円はサポートラインとして機能
・RCIは短中期線が上向き、長期線が下向きでレンジを示唆

【移動平均線】
現在レート:83.557円
日足20MA:83.800円
日足50MA:83.600円
日足100MA:81.600円
日足200MA:78.800円

上記を踏まえると、豪ドル円はレンジ相場で売り買い柔軟に対応したいと考えています。

レンジは「83.00-84.50円」を想定しています。

レンジ下限の83.00円は2週連続でサポートされていることからも根拠にして良いと思います。

一方でレンジ上限の84.50円も4月20日に一時的に上抜けたものの、売り圧力の強さを見るに84円台ミドルからは戻り売りポイントとして期待できます。

【買いエントリーポイント】
1.83.00-30円:2週連続でサポートラインとして機能しており、週明けのエントリー機会を検討したい
【売りエントリーポイント】
1.83.80円:20日移動平均線を根拠に戻り売り狙い、直近チャートを見るにレジスタンスラインとしては弱い
2.84.20ー50円:直近のレジスタンスライン、この価格帯から上値が重たくなることはこの3週間で確認済み
今週の豪ドル円の想定レート
・「82.50円~84.50円」:売り買い柔軟に対応、レンジ上限・下限での逆張りトレードを想定

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ユーロ円:買い目線
・想定レートは「129.50円~132.00円」:129円台では積極的に押し目買いを狙う
・ポンド円:売り目線
・想定レートは「147.50円~151.50円」:移動平均線などのレジスタンスラインに引き付けての戻り売り狙い
・豪ドル円:売り買い柔軟
・想定レートは「82.50円~84.50円」:レンジ相場継続、レンジ下限or上限での逆張りトレードを想定

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