また、先週(2023年12月18日~12月22日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年12月25日~2023年12月29日)
12月25日週は年末とあって、指標やイベントは少な目です。
その中でも、クリスマスに予定されている「植田日銀総裁講演」と12月27日の「日銀主な意見公表」の内容には要警戒です。
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年12月25日~2023年12月29日)
●12月18日週のドル円の値幅は最大で「約3.093円」となりました。
●先週比では、高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(6週間ぶり)
●今週の注目のトピックはなんといっても「日銀金融政策決定会合」でした。金融政策修正の期待もありましたが、実際にはハト派な内容(金融緩和政策の維持)に終わっています。植田日銀総裁の発言も終始ハト派的な内容となり、出口戦略に関する具体的な発言はありませんでした。⇒会見直後は円売りで反応。
●一方で12月18日週に発表された米経済の各指標は軒並み冴えない結果となり、米金利も「3.8%~3.9%」まで下落したことも相まって、ドル売り優勢の相場は継続しています。
●また、FOMCによる2024年の早期利下げ観測が根強く、積極的なドル買いを抑制している印象です。
【環境認識】
●145円にかけて上値は重く、200日MAを割り込んでの越週
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:142.391円
5日移動平均線:142.917円
20日移動平均線:145.095円
50日移動平均線:148.092円
100日移動平均線:147.690円
200日移動平均線:142.826円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「140.00円~143.50円」:まずはクリスマス休暇、年末ということで市場参加者の減少に伴う不透明な値動き(フラッシュ・クラッシュ)に要警戒です。
イベント的には12月25日の植田日銀総裁の公演、12月27日の日銀の主の意見公表の内容に注目が集まります。(タカ派orハト派)の内容次第で反発・続落の動きを見極めることになります。
テクニカル的には再び200日MAを下抜けており、売り優勢(売りエントリーから入りたい)と考えています。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年12月25日~2023年12月29日)
●12月18日週のユーロ円の値幅は最大で「約3.816円」となりました。
●先週比では安値を上回ったものの、高値終値を上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(4週間ぶり)
●ECBの早期利下げ観測は根強く残っているものの、対円では下落が一服した印象です。
【環境認識】
●200日MAはサポートラインとして機能、20日&100日MAがレジスタンスラインとして機能で方向感を探る展開
●日足RCIは短中期線が上向き、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:156.773円
5日移動平均線:156.815円
20日移動平均線:158.013円
50日移動平均線:159.610円
100日移動平均線:158.737円
200日移動平均線:154.715円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「154.50円~158.70円」:下値は200日MA、上値は20日⇒100日MAを目安に各レジサポラインまで引き付けてのエントリーを狙う。
※注意点として、上値方向は50日MAや節目の160円ラインをレジスタンスラインとなり得るポイントが控えていますが、下値方向は200日MAを明確に下抜けた場合、ダウンサイドリスクの高まりに要警戒です。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年12月25日~2023年12月29日)
●12月18日週のポンド円の値幅は最大で「約4.388円」となりました。
●先週比では高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(4週間ぶり)
●市場は英中銀による利下げを来年の6月に織り込みつつあります、ただし、FOMCやECBよりも先に利下げを開始することはないとも予想されています。(英中銀の利下げはFOMCやECBの利下げ後になる)
【環境認識】
●下値は200日MA、上値は20日&50日&100日MAがレジサポラインとして機能
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:180.757円
5日移動平均線:181.212円
20日移動平均線:183.429円
50日移動平均線:184.043円
100日移動平均線:183.706円
200日移動平均線:178.724円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「178.60円~183.50円」:下値は200日MAを、上値は20日~100日MAが重なるラインを想定。特にポンドは中途半端なポジションでエントリーすることは避け、各レジサポラインまでしっかり引き付けてエントリーするように心がける。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年12月25日~2023年12月29日)
●12月18日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.482円」となりました。
●先週比では高値安値終値を上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(2週間連続)
●欧米と比較すると豪中銀による早期利下げ観測がなく、対円・対ドルそれぞれで堅調な値動きを見せています。
【環境認識】
●97円台ミドルで反落したものの、20日MAを上抜けた状態で越週
●日足RCIは短中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:96.799円
5日移動平均線:96.604円
20日移動平均線:96.500円
50日移動平均線:96.414円
100日移動平均線:95.482円
200日移動平均線:93.867円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「95.50円~97.90円」:対円・対ドルで堅調な値動きを見せており、買い目線。週明け早々の植田日銀総裁の講演内容次第だが、ハト派的な内容であれば、買いを後押しすることになる。仮にタカ派な内容でも早期利下げ観測があるFOMC、ECB、英中銀と違い、急落のイメージもなく100日MAや200日MAで下げ止まると想定。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「140.00円~143.50円」
⇒売り
・想定レートは「154.50円~158.70円」
⇒中立
・想定レートは「178.60円~183.50円」
⇒中立
・想定レートは「95.50円~97.90円」
⇒買い
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