【ラガルドECB総裁の講演に注目】FXユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2021/1/24】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年1月25日から1月29日にかけての相場見通しを解説します。

ユーロ円 相場見通し ~週明け早々にラガルドECB総裁の講演に大注目~

ユーロ円の1週間の値動き(2021/1/11-1/15)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2021/1/18-1/22)

1月18日週のユーロ円の値幅は最大で「1.313円」となりました。

先週比では高値・安値を切り下げているおり、一時は125円割れに迫るも、ドイツのZEW景況感指数・生産者物価指数などの良好な結果を受けて、最終的には「126.276円」まで反発しての越週となっています。

一方で欧州圏での新型コロナウイルスの感染再拡大の高止まり、ロックダウンの延長による経済へのダメージはボディブローのように効いてくるのは間違いないと言えます。

1月25日週のユーロに関するイベント・経済指標は下記の通りです。

ラガルドECB総裁から再びユーロ高に関する牽制発言が飛び出すかも注目したいところ。

1月25日:ドイツIFO景況感指数(1月)、ラガルドECB総裁講演
1月29日:ドイツGDP速報値(第4四半期)

日足チャート 徹底解説 ~今週は日足20MAを中心にトレードを組み立てる~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2021年1月23日時点のユーロ円の日足チャート画像

ユーロ円(日足チャート):2021/1/23時点

日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇平行チャネル内での値動きは継続
・日足20MA(赤)を割り込むも一目均衡表の上昇雲に支えられる形
・RCIは短期線が上向きに、中期線はやや上向き、長期線は下向き
上記を踏まえると、売り買い柔軟に対応することになります。
鍵を握るのは日足の20MA(赤)です。
先週超えるの事のできなかった、日足20MAを抜けきれるかが焦点となります。
ここで揉み合うようなら日足20MAをレジスタンスラインとして認識して売りエントリーを、上抜けするなら再び日足20MAをサポートラインとして押し目買いを狙うことになります。
今週のユーロ円の想定レート
・「125.00円~127.50円」:売り買いフラット。日足20MAを抜けるか抜けないかでどちらにも対応できるように準備しておきましょう。

ポンド円 相場見通し ~堅調なポンド円、142円の攻略に期待~

ポンド円の1週間の値動き(2021/1/18-1/22)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2021/1/18-1/22)

1月18日週のポンド円の値幅は最大で「1.972円」となりました。

先週比では高値・安値・終値と全てを切り上げており、堅調に推移していることが確認できます。

ベイリー英中銀総裁が、英経済はワクチン接種の進展で力強い回復が想定されると発言したことや英消費者物価指数(12月)の好結果などもポンド買いに良い影響を与えているようです。

一方で142円台では売り圧力も強く、なかなか142円台を攻略するのに時間は掛かっているのも事実ですが、上昇トレンドは継続していることからも、引き続きポンド円に関しては押し目買いを狙うことになります。

1月25日週のポンドに関連するイベント・経済指標は下記の通りです。

1月26日:英国・雇用統計 12月

日足チャート 徹底解説 ~日足20MAにタッチで押し目買いを狙う~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2021年1月23日時点のポンド円の日足チャート画像

ポンド円(日足チャート):2021/1/23時点

日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇トレンド継続
・2020年12月24日以降は日足20MA(赤)に沿って上昇中
・RCIは短期線が55ポイント、中期線が88ポイント、長期線が85ポイントと買いエントリーを後押し
上記を踏まえると、引き続き20MAに沿った押し目買いを狙うことになります。
現状の日足20MA(140.80-90円)となっており、140円台では積極的に買いエントリーを狙いましょう。
目先の上値余地としては、2020年9月1日につけた「142.70円」がターゲットとなります。
このラインを抜けると、コロナショック前の水準である143円や144円を目指すことになるでしょう。
今週のポンド円の想定レート
・「140.80円~143.00円」:買い目線、日足20MAにタッチで押し目買い狙う。

豪ドル円 相場見通し ~意外と重要な1週間、強気の上昇平行チャネルが継続するかの正念場~

豪ドル円の1週間の値動き(2020/1/18-1/22)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2020/1/18-1/22)

12月28日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.007円」となりました。

先週比では高値・安値は切り下がっておりやや勢いに陰りが見えつつありますが、終値は80円台を保っていることからも底堅さも確認する事ができます。

後述のチャート分析でわかりますが、今の豪ドル円の価格帯は2020年11月から続いてる上昇平行チャネルの下限付近なのです。

この上昇平行チャネルを下方ブレイクすると、大きめの調整下落が予想できますので1月25日週は実は意外と重要な1週間となります。

それでは、1月25日週の豪ドルに関するイベント・経済指標を確認してみましょう。

1月27日:豪・消費者物価指数 第4四半期
1月29日:豪・生産者物価指数 第4四半期

日足チャート 徹底解説 ~上昇平行チャネルの下限+日足20MAでサポートされるかに注目~

それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2021年1月23日時点の豪ドル円の日足チャート画像

豪ドル円(日足チャート):2021/1/23時点

日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇トレンド継続
・上昇平行チャネルの下限、日足20MA付近
・RCIは長期線が95ポイントで高止まっているが、短期線がー57ポイントと目先はやや弱気
上記を踏まえると、上昇平行チャネルの下限+日足20MAがサポートラインとして機能するか次第でトレードシナリオが変わります。
基本的には日足20MA(赤)は11月5日以降はサポートラインとして機能していることから、79円台後半での打診買いは十分に勝算を期待できると考えています。
ただし、日足20MA+上昇平行チャネルの下限を下方ブレイクした場合、次のサポートラインとして機能するのはフィボナッチの61.8%ライン(78.80円台)や日足50MA(紫_78.30-50円)と「1円」以上の下値余地を想定しておく必要があります。
逆に言うと日足20MAを明確に割り込んだ場合は短期トレードで売りエントリーで便乗するのもありです。
先述の通りで次のサポートラインまで「1円」以上あることから「100pips」程度を狙うこともできます。
今週の豪ドル円の想定レート
・「78.80円~81.00円」:売り買い柔軟に対応、上昇平行チャネルの下限+日足20MAがサポートラインとして機能するかに注目

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ユーロ円:売り買い五分五分
・想定レートは「125.00円~127.50円」:日足20MAを抜けるか抜けないかでどちらにも対応できるように準備しておきましょう。
・ポンド円:買い優勢 今週のイチオシ!
・想定レートは「140.80円~143.00円」:日足20MAにタッチで押し目買い狙う。
・豪ドル円:売り買い五分五分
・想定レートは「78.80円~81.00円」:上昇平行チャネルの下限+日足20MAがサポートラインとして機能するかに注目

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