また、先週（2023年2月20日～2月24日）のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧（期間：2023年2月27日～2023年3月3日）
2月27日週にも多くの経済指標が発表されますが、
その中でも特筆すべき指標として以下の7つが挙げられます。
・2023年3月1日(水) ：アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数 02月
・2023年3月1日(水) ：アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 02月
・2023年3月2日(木) ：アメリカ・ISM製造業景気指数 02月
・2023年3月2日(木) ：アメリカ・非農業部門労働生産性指数（確報値） 第4四半期
・2023年3月3日(金) ：アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 02月
・2023年3月4日(土) ：アメリカ・ISM非製造業景気指数 02月
⇒米ドルへの影響が期待できます。
注目の経済指標一覧（2022年2月27日～3月3日）1/2
注目の経済指標一覧（2022年2月27日～3月3日）2/2
ドル円 来週の相場見通し（期間：2023年2月27日～2023年3月3日）
ドル円の1週間の値動き（2023/2/20-2/24）の画像
・2月20日週のドル円の値幅は最大で「約2.599円」となりました。
・先週比では、高値安値終値の全てを上回る形となっています。
・FOMC要旨はタカ派的内容、米経済指標の好調さ、米金利の上昇（3.947%）を受けて、ドル高基調が鮮明になっており、今週も年初来高値を更新しています。
ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像（2023/2/25時点）
【環境認識】
・昨年10月21日からの下落トレンドラインをブレイク後は、上昇平行チャネルを形成
・日足RCIは短中期線が水平、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：136.477円
5日移動平均線：135.043円
20日移動平均線：132.494円
50日移動平均線：131.829円
100日移動平均線：137.282円
200日移動平均線：137.130円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「135.00円～140.00円」：上昇平行チャネルを形成しており、基本的には買い目線。
上値として意識されるポイントは100日＆200日MAの重なる137円台前半。このラインを抜けれるかがポイント、抜ければ140円復帰が意識されます。
ユーロ円 来週の相場見通し（期間：2023年2月27日～2023年3月3日）
ユーロ円の1週間の値動き（2023/2/20-2/24）の画像
・2月20日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.015円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを上回る結果となっていますね。
・今週はドル買いが目立ち、ユーロ単体での材料はありませんでしたが、週末にかけて円売り優勢に振れたことで144円手前まで上昇しての越週となっています。
ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像（2023/2/25時点）
【環境認識】
・週末に20日MAでサポートされて、144円手前まで上昇
・日足RCIは短中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：143.923円
5日移動平均線：143.355円
20日移動平均線：142.130円
50日移動平均線：141.368円
100日移動平均線：143.140円
200日移動平均線：141.440円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「143.00～145.50円」：下値を切り上げて上昇中、100日MA、20日MAなどを目安に押し目買い狙い。目先の上値は144円台ミドル。このラインを抜けると上昇リスクが高まりを期待できます。
ポンド円 来週の相場見通し（期間：2023年2月27日～2023年3月3日）
ポンド円の1週間の値動き（2023/2/20-2/24）の画像
・2月20日週のポンド円の値幅は最大で「約2.587円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを上回っていますね。
・後述のチャート図でも分かる通り、意識されていた162.30円ラインを抜けるも、100日MAブレイクには失敗し反落。
・ただし、161円台で下げ渋ると週末にかけて再びブレイクを狙う位置まで上昇して越週しています。
ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像（2023/2/25時点）
【環境認識】
・100日MAが抵抗ラインとして機能
・161円台で下げ渋り、再びブレイクを狙う位置まで上昇して越週
・日足RCIは短期線が水平、中長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：162.946円
5日移動平均線：162.478円
20日移動平均線：160.414円
50日移動平均線：160.152円
100日移動平均線：163.633円
200日移動平均線：163.347円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「161.00円～165.00円」：短期目線では売り買いどちらも狙える相場。週明けのポイントは100日MAをブレイクできるかがポイント。このラインで売りエントリーを狙うのもあり。
また、ベイリー英中銀総裁の講演も予定されており、発言内容には注目が集まります。
豪ドル円 来週の相場見通し（期間：2023年2月27日～2023年3月3日）
豪ドル円の1週間の値動き（2023/2/20-2/24）の画像
・2月20日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.316円」となりました。
・先週比では安値を上回ったものの、高値安値を下回る結果となっていますね。
・気になる点は他のクロス円と比較すると、軟調だった点。特に週後半にかけてオセアニア通貨の勢いが弱まった状況で越週しています。
豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像（2023/2/25時点）
【環境認識】
・93円ライン（200日MA）が抵抗ラインとして機能、ダブルトップ形成で反落
・日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート：91.777円
5日移動平均線：92.092円
20日移動平均線：91.780円
50日移動平均線：90.837円
100日移動平均線：92.127円
200日移動平均線：93.098円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「90.00円～93.00円」：上値は93円ライン、下値は90円ラインを想定。このラインを目安に売り買いどちらも狙える相場。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「135.00円～140.00円」
⇒上昇平行チャネルを形成
⇒100日＆200日MAの重なる137円台前半がポイント
⇒ブレイクすれば140円復帰へ、上げ渋るようなら調整の可能性あり
⇒引き続き米経済指標＆米金利の動向には注目
・想定レートは「143.00～145.50円」
⇒下値を切り上げて上昇中
⇒100日、20日MAを目安に押し目買い狙い
⇒目先は144円台ミドルがターゲット、ブレイクで更なる上昇が期待できる
・想定レートは「161.00円～165.00円」
⇒目先は100日MAが抵抗ラインとして機能
⇒このラインをブレイクできれば、更なる上昇が期待できる
・想定レートは「90.00円～93.00円」
⇒他のクロス円と比較するとやや軟調な値動き
⇒93円ライン（200MA）が抵抗ラインとして機能しており、ダブルトップ形成
⇒とはいえ、下値は50日MAや90円ラインが強く、下落余地は限定的な印象
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