ダウ平均株価 相場見通し ~ワクチンvsコロナ感染者数の増加~
米国では食品医薬品局(FDA)が、米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナワクチンの緊急使用を支持することを決定しました。
早ければ今年中に供給及びワクチン接種が始まる見通しです、ちなみに英国では一足早く12月8日からワクチン接種が始まっています。
今後は経済正常化に向けて、ワクチン接種の普及率が鍵を握ると見られており、動向には注目してましょう。
一方で、米国では新型コロナウイルスの新規感染者数が20万人を超え、日本でも今週過去最多を更新するなら感染の拡がりは止まる気配はありません。
加えて米追加経済対策の協議が難航していることも株価の上値を重くしています。
以上の状況を踏まえると、筆者としては、上値の重さを意識しつつ、30,000ドル台での突っ込んでの買いは避けつつ、押し目買いを狙った立ち回りを想定しています。
日足チャート 徹底解説 ~日足20MAでサポートされるかに注目~
それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。
日足チャートを確認すると、11月の米国大統領選挙後は、移動平均線の20MAに沿って上昇していることが確認できます。
30,000ドル台では上値の重さを感じる値動きではあるものの、先ずは20MAでサポートされるかが注目ポイントでしょう。
上昇平行チャネル内での値動きが継続する限りは、買い目線となります。80MAのある「28,500ドル」から上昇平行チャネルの下限である「28,000ドル付近」を下値ギリギリと想定して、3~4段階での買いを想定しています。
不安定な情勢が続いていますので、一度に資金を投入するのではなく、段階的に資金を投下するのがベターでしょう。
「29,000ドル~30,500ドル」:上値は重い、段階的な押し目買いを狙いたい
ドル円 相場見通し ~短期はレンジ相場継続中だが長期トレンドは下落トレンド~
今週のドル円の値動きは最大で「0.755円」と1円を下回る結果となりました。
先週比で高値は切り下がっている一方で安値は切り上がっていることから、停滞ムードになっていることが確認できます。
先述のワクチンや米追加経済対策の協議を含めて、為替ではEUと英国との通商交渉も影響しており、103円台後半から104円台半ばにかけてのレンジ内で神経質な値動きとなりそうです。
12月14日週のドル円に関するイベント・経済指標は下記の通りです。
12月16日のFOMCが1番の注目ポイントとなります、先日の雇用統計の結果も芳しくなかったことから、追加緩和が決定するようならドル売りが強まる状況も想定しておかなければなりません。
12月15日:米NY連銀製造業景況指数(12月)
12月16日:米小売売上高 (11月)、米製造業PMI速報値(12月)、米FOMC、経済予測公表、パウエルFRB議長会見
12月17日:米フィラデルフィア連銀製造業景況指数 (12月)
12月18日:日銀政策金利、黒田日銀総裁会見、日本消費者物価指数(11月)、米景気先行指数 (11月)
日足チャート 徹底解説 ~約1か月レンジ内での値動き、レンジブレイクに注意しつつ、上限下限での逆張りエントリーを狙う~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
それではドル円の環境認識を行いましょう。
日足チャートを見ると、11月17日から現在まで「103.60円台~104.70円台」での値動きとなっていることが確認できます。
またローソク足を確認すると、20MAをヒゲで上回ることはあっても実体が上回ることがないこともわかります。
そして、長期のトレンドは下落平行チャネル内での値動きであることも確認できます。
そのため、基本戦略としては以下の3つになります。
1.レンジ上限・下限での逆張りエントリーを狙う。
2.20MAに沿った戻り売りエントリーを狙う。
3.レンジブレイクを狙う。
週明けは、上記の戦略でトレードポイントまで価格帯を遷移するのを待ちましょう。
最後に、RCIを確認すると長期線が「-80ライン」に張り付いており、上昇のシグナルは確認できないことからも売りエントリーを優先したいというのが筆者の考えです。
・「103.10円~104.70円」:レンジ相場継続中、長期トレンドは下落トレンドであることから売りエントリーを優先したい
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「29,000ドル~30,500ドル」
・想定レートは「103.10円~104.70円」
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